きのこの保存食のひとつに 酢水でキノコをゆでた後にんにくや鷹の爪などと一緒にオイルに漬け込む「キノコのオイル漬け」というものがあるのですが
この酢水で茹でる下処理で セシウムがどれくらい減らせるか実験してみました。
簡易的な測定であることに加え、今回は椎茸に含まれてるセシウムが元々38bq/kg程度のため
誤差の範囲が大きくなっております。
調理の状況でも大きく結果が異なってきますのであくまでも参考値としてお考えください。
■材料
生椎茸 609.3g
浄水器を通した水 1リットル
酢 1リットル
塩 大さじ2
■調理方法
1・生椎茸は石づきを取り、千切りにする。
2・鍋に水と酢、塩を入れ沸騰させる。沸騰したら椎茸を入れて5~6分煮る。
3・ざるにあげ、さらに上からざるをもうひとつ重ねて押さえつけるなどして、十分に水気を絞る。
■結果
調理前 Cs137 23.7 Cs134 15.2
調理後 Cs137 11.6 Cs134 11.1
思っていたよりは減らせませんでしたが、茹で水にもそれなりに溶け出しているようなので
少しは除去することができそうです。
もしかしたら2~3%の食塩水で茹でるか、浸水させたほうが効果があるかもしれません。